大村腎クリニック Omura Kidney Clinic

院長ごあいさつ

個々のライフスタイルにあった治療法を

大村腎クリニック院長 前川 明洋

2020年7月20日より医療法人衆和会 大村腎クリニックの院長に就任しました前川明洋と申します。
衆和会としては長崎腎病院、長崎腎クリニックに次いで3番目の医療施設になります。今回、多くの皆様のご協力のもと開院できましたことを心より御礼申し上げます。
1973年に長崎県最初の民間透析機関として開院した歴史ある衆和会の伝統を継承しつつ、微力ながら私自身の経験を活かして地域貢献ができるよう努力して参ります。

現在日本では、34万人の方が透析を受けられており、新たに年間3万人の方が血液透析、腹膜透析、腎移植いずれかの治療を必要としています。なかでも腎移植は生命予後、QOL(生活の質)にとってよいとされていますが、ドナー不足などの問題があり、大多数の方が血液透析を選択されています。当院では血液透析や腹膜透析などの腎代替療法を主に提供しております。個々のライフスタイルにあった治療法を選択することで、透析をしながらでも自分らしく生きることができるようサポートさせていただければと考えております。

近年、自宅で行う「在宅血液透析」が注目されつつあります。腎移植に近い生命予後、高いQOL、薬剤減量効果など多くのメリットがあり、当院では在宅透析を希望する方向けのプログラムも整えております。

透析に至る原因は、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症の順に上位3疾患で7割以上を占めています。これらは蛋白尿の早期発見や、糖尿病、高血圧の発症早期からの厳格な管理により、透析を回避できる可能性が十分にあります。ただ捨てられるだけの尿には将来を予測する重要な情報が多く秘められていますので、気になられる方は一度ご相談ください。地域の皆様と協力し将来的には腎不全患者数の減少を目指していくことも当院の使命だと思っております。

皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

院長 前川 明洋

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